アジア文化造形学会会長就任挨拶

               

 当会は、前々会の金子量重先生が、ご自身の強い信念に基づき尽力され長く続いてきた、名誉ある会であります。もし、金子先生がいらっしゃらなかったら
 この会は存在しなかったことでしょうし、今、この集まりもなかった、ということを忘れてはならないと思います。
 金子先生亡き後、会が存続するように努力して行くことは、私たちみんなの義務だと考えております。

 私が会長を引き受けるに当たりまして、私の考えを少しばかり述べさせていただきます。

 金子量重先生のような、強烈な個性を備えた指導者は、もう二度と現れることがないでしょう。勿論、わたしにもそのような力は、ありません。
 したがって、これから求められるのは、集団指導体制です。


 集団指導体制、といいますと、堅い印象を持たれるかも知れませんが、簡単に言うと、みんなの考え方を聞きながら、仲良くやってゆこうということです。


 ひとりひとりが、自分のためになり、また、何よりも楽しくなければ、会に入る意味はありません。人生は遊びであります。
 積極的に真剣に物事を追求していくことに楽しみを求め、その楽しみをみんなと、分かち合うことが出来る―そういう明るい会にしたいと思っております。

 一人のリーダのみが主役だ、というステージは卒業しました。これからは、会員、ひとりひとりが主役であります。
 そして興味ある分野での会員同士のコミュニケーションが核になります。具体的にやらなくてはならないことはたくさんありますが
 まず会員どうしの連絡が容易にとれるように、会員のプロフィールを載せた会員名簿を備えます。

 小さな改善を迅速に進めて行き、大きな改革につなげるつもりでありますので、皆様のご理解と、ご協力をお願いいたします。

                                              平成三十年九月十六日

                                                          山本悦夫